クレジットカードで「絶対にやってはいけない当たり前のこと」を紹介します。
どれもクレジットカードの規約違反で、違反してしまうと、カードを強制退会されたりします。
利用規約違反です!
クレジットカードには必ず「利用規約」というものがあり、それに違反するとカード利用停止になったり、本来なら受けられるはずの保険や盗難補償が受けられなくなったりします。
補償が受けられなくなると、不正利用された際も、請求額を全額自分で払わなければなりません。
これから紹介する行為はどんなクレジットカードでも基本的に規約違反になるので注意しましょう。
目次
- クレジットカードは他人に貸さない
- クレジットカード裏面に署名(サイン)をせずに使う
- 自分のクレジットカード情報を誰かに教える
- わかりやすい暗証番号を使ったり、他人に教える
- 怪しいお店で使う
- クレジットカード手数料を取るお店で使う
- クレジットカードの利用枠を現金化する
クレジットカードは他人に貸さない
クレジットカードを他人に貸してはいけません。
たまに、家族や愛人にカードを渡して自由に使わせているという人がいますが、例え家族や恋人が相手でも自分名義のカードを他人に貸したり、使わせたりするのはNGです。
他人にカードを使わせると言うと、カードを渡して使わせることをイメージする方が多いと思いますが、実際には自分のカードを登録したアカウントで通販サイトを使わせるなどもNGです。
もし家族などが相手でも、クレジットカードを他人に使わせた場合は盗難保険の対象外となってしまうため、万が一、不正利用された場合の損失を補償してもらえなくなります。
ですので、相手が家族や友人など信用できる人が相手でも、絶対にカードを貸すのはやめましょう。
家族に自分のクレジットカードを使わせたい場合は、自分のカードで別途家族カードを申し込みましょう。
また、家族カードの中には、生計を同一としていれば法律上の家族でなくても作れる家族カードもあるので、愛人にクレジットカードを作りたい方は事実婚のような関係を取れば良いでしょう。
クレジットカード裏面に署名(サイン)をせずに使う
意外と多いのが、クレジットカードにサインを記入せずに使う方です。
最近は暗証番号やICチップによるカード認証が増えたため、カードを利用したお店で裏面のサインを確認される機会も少なくなりました。
しかし、裏面にサインをせずクレジットカードを使うのはまぎれもない規約違反です。
言うまでもなくこちらも、サインなしで利用していると盗難保険や補償の対象外となります。
自分のクレジットカード情報を誰かに教える
クレジットカード番号や有効期限、セキュリティコード、暗証番号などのカード情報を誰かに教えてはいけません。
ネット上では、クレジットカードの現物がなくても、カード番号と有効期限がわかるだけで決済できてしまうこともあります。
ですので、カードが手元にあっても、これらの情報をむやみやたら公開することで保証の対象外になる可能性があります。
絶対に、他人には教えないようにしてください。
よくやりがちなのが、子どもなど家族がネットショッピングをしたいという時に、親のクレジットカード情報を教えるなどというケースです。
家族であっても、このようなことをしてはいけません。
ただし、買い物する相手など、支払先に教えるのは当然ですから問題ありません。
わかりやすい暗証番号を使ったり、他人に教える
クレジットカードの暗証番号を、誰にも知られないように適切に管理することも利用規約で求められています。
誕生日など第三者がカンタンに予測できる番号に設定しておくと、第三者に不正利用された際に盗難保険や保証などが適用されない場合があります。
もちろん、暗証番号を他人に教えるのもNGです。どんな場合でも絶対に教えてはいけません。
財布や引き出しに、暗証番号を書いたメモを入れておくなどといったこともやめましょう。
暗証番号はクレジットカードの情報の中でも厳重な管理が求められます。
怪しいお店で使う
怪しいお店でクレジットカードを使うのもNGです。
怪しいお店や施設ではクレジットカードがスキミングや二重決済などの被害に会う可能性が高いです。
日本ではあまり聞きませんが、海外の一部のネットショッピングサイトなどで、このようなトラブルが起きているようです。
リアル店舗でも、カード情報を抜き取ったり、カード番号などの情報を写真に撮っていたりという犯罪が発生しています。
また、顧客の目から見えない場所にカードを持って行って決済手続きをしようとするようなお店も要注意です。
日本ではサロンや高級店など体験志向のお店で多いですが、なるべく自分の目に見える場所で決済してもらうようにしましょう。
日本のクレジットカード会社ではあまりないのですが、海外のクレジットカード会社の中には、「怪しい人間にカードを渡した自分が悪い!」「怪しいお店でカードを使った自分が悪い」として、不正利用を全額カード保有者に負担させる会社もあるので要注意です。
クレジットカード手数料を取るお店
これは一概にすべてダメという訳ではないのですが、基本的にクレジットカード決済の時に手数料を取るのは加盟店の規約違反です。
そのようなお店を利用してしまった場合は、代金を支払わず、すぐにカード会社に連絡しましょう。
例外は風俗業界
一部の性風俗店などでは、クレジットカードの利用手数料を上乗せした金額で請求される場合が多いようです。
風俗業界は一般的に信用度が低いためにクレジットカード会社に払わなければならない加盟店手数料が高く設定されているため、お店側が利用者に加盟店手数料を負担させようとしているようです。
もちろん違反行為なので、そのような風俗店などを見つけたら遠慮なくカード会社に通報しましょう。
クレジットカードの利用枠を現金化する
ネット上でも街でも、少し怪しい場所(苦笑)で見かけるのが、「クレジットカード現金化」サービスです。
クレジットカード現金化とは、クレジットカードのショッピング枠を現金に変えるサービスです。
様々な手法がありますが、一般的にはクレジットカードのショッピング機能を利用して何かを購入させ、その購入額の8,9割を現金で返すやり方です。
面倒な手続きは不要でその場ですぐ現金が手に入るので、違反ながら利用者は少なくありません。
このクレジットカード現金化は間に物を挟み、それを購入・買取と言った形にするなどして、現金化と言い切れない形にしていることです。
パチンコが直接現金を渡さないように、景品を介しているのと同じ仕組みですね。
もちろん、バレれば「怪しい段階」でカード会社が警告や利用停止をしてくるので安全な訳ではありません。
立派な規約違反です。
まとめ
日本では発行されている多くのクレジットカードにはデフォルトで補償がついており、不正利用をされた場合にも、カード保有者は一切責任を追わなくていいようになっています。
しかし、「不正利用に対して然るべき対応をしなかった場合」はその限りではありません。
例えば「サインをせずにカードを使った」「カードを紛失したにも関わらず、長期間カード会社や警察に届け出なかった」といった場合などは免責にならないこともあります。
ですので、クレジットカード会社はそうした行為は全て利用規約で制限、規制しています。
クレジットカードはルールを守ってしっかりと使うことが大事です。
使い方さえ間違わなければ、クレジットカードはとても安全で便利な支払い方法です。
まとめ
- クレジットカードは他人に貸さない
- クレジットカード裏面に署名(サイン)をせずに使う
- 自分のクレジットカード情報を誰かに教える
- わかりやすい暗証番号を使ったり、他人に教える
- 怪しいお店で使う
- クレジットカード手数料を取るお店で使う
- クレジットカードの利用枠を現金化する